ミニマリストになって良かった マキシマリストの母からの解放

ミニマルライフ

うちの実家は物だらけです。
どの部屋も使っていない家具や雑貨が所狭しと並んでいます。
ダイニングは毎回整理してスペースを確保しないと食事できません。
両親2人住まいで車は3台、テレビは3台に冷蔵庫4つあります。

母は買い物大好きで物を捨てられません。
先日は10年前に賞味期限の切れた紅茶を捨てたら激しく怒られました。
物は増える一方です。日々埋もれて過ごしてます。

そんな実家で育った私も筋金入りのマキシマリストでした。
生きるにはたくさんのものが必要で頑張って働かなければならないと本気で思ってました。
世間の理想と自分を比べてはいつも足りないと落ち込み、
自分に自信がなく、いつも満たされず幸せになりたいと願ってました。

ミニマリストになってからは

スッキリした部屋は快適で、シンプルで身軽な暮らしになり
家計にゆとりができて貯蓄に回せるようになり将来のお金の心配も減りました
物欲へのエネルギーを自己研鑽や経験に向けるようになり、生きている実感があります。
自分に必要な物・事・人がわかるので自分をより理解できます。
世間や他人に振り回されず自分はこれでいいと思えます
ミニマリストになって新しい価値観を知り、世界が開けました。
色んな人にミニマリズムを本気でお勧めしたいです。

しかし母はこう言います。
「貧乏くさい」
「そんなにお金に困ってるの?」
「つまらない生活してるね」
「宗教みたい」
「教祖に貢いでるの?」

全て違います。
所有物は減りましたが収入も変わらず貧しくはなってません。
以前の方がムダな生活費がかかってお金に困ってました。
不必要な経費や浪費が削ぎ落され充実した生活になってます。
新しい価値観に目覚めたと感じますが宗教ではありません。
宗教に入ってないので教祖にも貢いでいません。

昔から両親は人一倍厳しく過保護でした。
大切に愛情深く育ててもらい感謝していますが、常に監視下に置かれていました。
受験校や就職や交際相手も常に母の希望を言われ、自分の意見は否定されました。
親の理想の子になれず認めてもらえず常に自信がありませんでした。
大人になっても劣等感の塊のような人間でしたが、
ミニマリストになり初めて自分の生き方を選べた気がします。

ミニマリストはマキシマリストとは真逆の生き方です。
それはある意味今までの自分や母の生き方を否定することにもなりかねません。

ミニマリストになって間もない頃は実家の物の多さに嫌悪感を抱いてました。
何度も片づけてと言ったり、勝手に片づけて怒られるを繰り返し、
どうしたら実家が片付くか悩んでました。


でもそれは自分の価値観を無理に押し付けているに過ぎないと思い
今まで自分が受けてきた両親の育て方と変わらないと思いました。
そこからは母には母のやり方があるので口を出さないようにしようと考えなおしました。

子どものころの絶対君主だった両親も1人の人間で、良い部分も悪い部分もあり、
正しいことも間違ったこともすると思えるようになりました。


そうすると両親の言動を俯瞰的に見れるようになり、
両親の抑圧を許し精神的に解放された気持ちになりました。


両親も仕事を引退し、今後は自分が支えていく立場になります。
その前にこのような気持ちになれたことはとても大きな収穫でした。
これからもスッキリした1人暮らしの部屋とごちゃごちゃな実家のギャップを楽しみます。


以上マキシマリストの母からの解放でした。
参考になれば幸いです(^^)/

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